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『その頃の僕ら』第三話
脚本:千頭和直輝 演出:千頭和直輝
わたしはせせらぎ。
きらきらと月明かりをその身に映しながら、柔らかな流れで小石たちとどこまでも旅を続ける。
——いいえ、そうじゃない。あなたは——
ふらふらと一人旅を続ける青年は、雨宿りに立ち寄った駐車場で、宿無しの老人と一晩酒を酌み交わす。老人が語るその場所で起こった不思議な物語に、青年は次第に引き込まれていく。
川のせせらぎに身を任せていつの間にかたどりついた場所で、ふと上流を振り返ってみたとき、あなたはその流れを、素直に愛せるでしょうか。
流れゆく時間の儚さを、やわらかな空間と共にお送りする、
クロ・クロ流奇譚。
わたしはせせらぎ。
きらきらと月明かりをその身に映しながら、柔らかな流れで小石たちとどこまでも旅を続ける。
CAST
- 青年:村松中華丼(劇団鋼鉄村松)
- 老人:佐藤匡(劇団花鳥風月/朗読楽団おとぎ日和)
- 老人の青年期:千頭和直輝
- せせらぎ:福満瑠美
- 挿入歌「そのままでいること」
- 作曲・演奏・歌:香帆
- 作詞:千頭和直輝
STAFF
- 脚本・演出:千頭和直輝
- 録音・編集:中新田風子
- 音楽:上雄人、amtor
- メインビジュアル:井上賞子